Live ニセコ50ccトレール 冬の喧噪は終わり、季節の回転軸に従って、ニセコはいつものように今活動の時期を迎えました。 生き物は、日なたぼっこに耽り、白樺の芽は眩しく、牧草の緑はさらに色濃く、ただ人だけは忙しく畑を黒々と耕していく・・・ ライブ・ニセコ!!必して昨日が今日ではなく、今日が明日ではありませんが、この時季の自然の逞しさと変化のスリリングには、いつもながら眩しさ100%、 人ならずしも気分が浮かれ始めるのも、生きものの証明です。 見渡す高原の地平線、そよ風だけを感じて駆け巡ってもらおうと、ニセコのバイク・ツーリング・コースを御用意しました。 それぞれ 1 .冒険の世界 2.メルヘンの世界 3.グルメの世界 4.文学の世界 5.光と緑の世界 6.ノスタルジーの世界 7.アニマルの世界 と20コース、7タイプのジャンルに分かれますが、どのコースもミルキーだけのとっておきの?コース。 ガイドブックにはない ニセコのエッセンスがそれぞれのコースに散らばっています。 別荘地の気ままなトレール、開放感いっぱいの高原をゆく、ツーリングロード、畑をぬうコーナリングコース、ツイスティーなダントコース、緑の中ののんびりコース、牧草地やイモ畑でのピクニックコースなど、いわば、素顔のニセコをプレゼントします。 いざ「光と緑のトレール・コース」に出発 (全長18.2km 時間約2時間 コース中に5ヶ所のオプショナル・ツアーコースあり) ニセコアンヌプリ、ペンション村は、5軒のペンションの集まり。 ニセコ・フリークのたまり場だな。昨晩は、寒かったので暖炉の炎がとっても、あかあかとして、知らないうちにペンションの人や、同宿の人とも、うちとけて、楽しい一夜を過ごしました。 昨日知り合ったポテト・ボーイと、今日はバイク・ツーリング。 ペンションの前には、ニセコアンヌプリがくっきりと見えているし、わずかだけど羊蹄山(えぞ富士)の頂上もはっきり見えています。 あれは、ペンションの人も言ってたけど、快晴のしるしだって。ウキウキ。 私はホンダスカイ、彼はホンダハミングに乗ってレッツゴー。 ペンション前のホワイト・バーチ・スロープ(白樺坂)は、1kmもある、ゆるい下り坂。 だから車も来ない時は、スケート・ボードにぴったりかも。 カラマツ林に、点在する何軒もの洒落た、ロッジ。 遊んでいる子供達もイキイキしてるみたい。 時計台が見えれば、ここが、「ニセコ ファッション ビレッジ」 約6万平方kmもある大きな分譲地だ。 後楽園ドーム5つ分の分譲別荘地らしいよ。 網の目みたいなアスファルトの周遊道をバイク・オリエンテーリング ずっと奥にミルキー農場がありました。ここはニセコの町が一望できるビューな所。今朝のコーンやキャベツはここで取ってきたんですって。まだ冷たいトマトを思わず頬張ってしまいました。 ここから、ツイスティー・ダートロード。ちょっと難しいけれど、畑沿いのあせ道にトライアル、7月になるとジャガイモの白い花が一面に咲くんだって…… 素朴なポテトウズに“さよなら”いって、ニセコ農道を軽快なコーナリング。 畑の中をゆく、アスファルトにスカイは快調。ウフッ、彼も大声で、ブルーグラスを歌いだしたりして。 バス道に出て農家の角を曲がれば、オット危ない、ジャリ道だけど昔ながらの旧道ですって。ここから沢への下り、ワォウーの叫び声に彼も見かねてか、手を貸してくれたりして。橋の間にあるのが、石段の上にある曽我神社、ここで一息。林の奥の社に上れば、小さな社、すもう場、舞台なんかがあったりして、 今も、部落の秋祭りなんかも、ここで行われるらしいよ。ひっそりとした雰囲気だな・・・2人で、拍手を打ちました。 ここから先は郷愁のトレイルだって。緑の農道をゆっくり行くと、離農した農家がたてつづけ、家の周りに花が咲いていたり、錆びた農具が雑草の中に、見えてたり、こわごわ中をのぞいたら床は落ちて昔のカレンダーがあったりして気持ちが悪い。でも太陽がいっぱいの牧草畑では草木がすくすく伸びて山菜も青々している。夕飯のおかずにでも取って帰ろうかしら。 小川沿いのレンガ作りの小屋は、昔のでんぷん工場の跡だって。でも荒れないで残っているのは、別荘用に誰かが買い取ったらしいの。 この辺には、畑の横に枕木でつくった家があった。内装を改造した農家を、別荘みたいにしてるみたい。 街の人たちがいろいろ手作りで好き勝手なことをやってるンだ。 うらやましいな・・・こんな所で生活できて。 この辺から原野に向かえば、無人のトライアル・サーキットや川沿いの発電所、そしてワクワク入れ食いポイント、なんかあるんだって。 地元の人でも知らない秘密の場所だから教えてもらおうっと。 やっとバス道に出て帰路につきます。ニセコっていろんなところがあるのね。裏道をトレールして初めて解った。彼もびっくりしたらしく、釣りざおもってトライアルのバイクで、もう一回くるんだって。帰りに町営牧場に寄ってみたんだ。ひろびろニセコ、まるでゴルフ場みたい。 夕陽に浮かんだ羊蹄山は超伏がくっきりとてもきれいだな。6月中旬に牛を放牧するまでは、入れるんだって。 しめくくりには、ホテルでコーヒーとケーキでも食べていこう。 ゴージャスな気分で、お土産もたくさんあるらしいから。 でも一番のお土産は、今日とってきた野菜の花や山菜、 そして今日の思い出。なんか、そんな気がする。 2時間ほどのトレイルで、普通の人は行かない、いろんなところを回ってきた。 いろんなニセコの素顔を みてきた。 ニセコには観光場所なんかはそんなにないけれど、ひとつの田舎がある。 歴史をもったあるがままのニセコがある。 ニセコワールド、私はまた彼と一緒にここに来てみよう