ニセコに、何回も来ている人でも、幹線道路から離れて、林道や、農道に入った人は、
どれほどいるだろうか?
国土地理院の2万5千図や、5万図で、ニセコを知って、車で走る人もいるかもしれないけ
ど。道の起伏を歩いて、景観と対話する人なら、教えたい散歩道が、たくさんあるよ。
畑を横切り、ニセコの駅まで、1日がかりでたばこを買いに出かけるのが、
最高の散歩なんだといったのは、誰だったか?
あぜ道をたどって森や丘を越え、高原を散歩すると、発見することが多すぎて、
思いは、時の枠組みを超えていく。
アン・シャーリーのキャベンディシュや、ローラ・インガルスのプラム・クリーク
のように、どこにでもある素朴な、田舎の色合いが、どんな人の心も
捕らえて放さないのかもしれません。
波打つ大地にデザインされた、
丘から丘へとつづく畑のひろがり、
それを縫っていくリズミカルな道の
格子模様、牧柵やサイロのある風景
その点景になってみませんか?
夢中になって流した汗が、風に爽やかなとき
あなたのニセコを実感できることと思います。