ウメバチソウ

函館市 木村 要子
主婦
平成12年7月
撮影場所:神仙沼
日当たりのよい湿気のある山地に生える多年草で、高さ20〜40cmになる。
1枚の葉と1個の花をつけ、葉は葉柄がなく花茎を抱きハート型をしている。
花は直径20〜25mmの白色で、梅の花に似ている。
 この花の端正なたたずまいは、どの湿原植物よりも気品に溢れています。海沿いの湿原から高山まで、標高に無関心らしいのは何故なのでしょうか
 写真に撮りにくいことではナンバーワンの花ではないでしょうか。花と葉の間隔が大きいため名前の由来である梅鉢に似た花を撮ろうとすると葉がぼけてしまい全体の姿をとらえることができません。逆に全体をうまく収めようとすると花の特徴が表現できません。さらに白い花に露出を合わせると全体は露出不足というふうに 夏の花が終わるころ咲き始め、すっかり秋の気配になっても見ることができます。